Libra diary

ひとりごとの日記。イラストがメインです。

フリーゲームをやろう~みっくすおれ~(その3)

みっくすおれの続き。

イチゴオーレルート
以下ネタばれ有

 

今回のルートはタイトル画面にいらっしゃる
ピンク髪の女の子である。


「名前は なぎさ・イチゴオーレ
かんたろーくんと、お付き合いしてるんだよ」

彼女だとおおお!!!!!

初対面みたいなものなのに
変な名前だとツッコむかんたろー君
なぎさはかんたろーが記憶喪失なのが
切ないと言っております。

なぎさとの会話を終え
病室のドアを調べると
他のルートと違うメッセージが。
誰か・・・いる?

がちゃ
!!!!!!!!!!!
誰ださなえって
知らないキャラクターがそこには居た。
渚に早苗っていつの間ににこのゲームは
クラナドになったんだ。

君は誰だと聞くと足早に去ってしまう。
ふむ・・・・なるほど・・・。

次の日

なぎさは記憶を思い出せないかんたろーを
気遣いちょっとずつでいいと笑顔で励ますのであった。
思い出ならまた作ればいいと気丈ににふるまうなぎさ。
「あたしが無理して笑ってるとか
思ってるんでしょ。ありがとっ。」
彼女も下手な作り笑いに自覚があったようだ。
ごまかすように短い感謝を伝えた。

なぎさは外出することを提案してくる。

雲一つない塗りつぶしたような青空に
瑞々しい緑の絨毯が広がる。
青空の袂まで続く道は、かんたろーとなぎさの
これから歩み始める新たな旅路を思わせるように
どこまでも真っすぐに続いていた。 

 

   HAPPY END

 

とは行かないんですか?
急にポエムになるぐらい2日目が平和すぎませんか?
なぎさがかんたろーになぜ瀕死になったか
覚えてるか聞いてくる。
なぎさによるとストーカーに襲われたそうです。
素直にいけばあのさなえという女の子を思い出しますけれども。

 

そうして二人はショッピングデートに。
ただのリア充である。

病室に戻ると
また扉の外に何者かの気配を感じる。
あ、さなえさん!!

「わたし、さなえだよ
さなえ・ココアオーレ
覚えてないの・・・?」

かんたろーの様子にさなえは慌ててその場から
立ち去ります。

 

絶対、彼女やーーーん!!!!
絶対、そっちやーーーん!!!

3日目になぎさ曰く
二人で思い出の場所である
かんたろーの部屋へ向かう。

「あたしはねー。えへへ。
合鍵ちゃんともってるんだよー
彼女の特権てやつだね。」

おかしな事は無い筈なのになぜか恐ろしい。
チューをせがむなぎさに素直に応えてあげるかんたろー
すまん・・・さなえ。

しかし、かんたろーも何かに引っかかっている様子
なぎさはかんたろーの様子に何か悩み事でもあるのかと
厳しい表情で問い詰める
こわいですぅ・・・。

どうやらなぎさはさなえがストーカだと思っているようです。
コロッといつもの表情に戻り今度こそ守って見せると言う。

そして病室に戻るが今日は扉の外に気配がない
さなえ?

4日目
なぎさがかんたろーに会いに来ない。
そういえば昨日は、さなえも来なかった。
何が起きてるんでしょうか。
何故か二人が自分の部屋にいると
思ったかんたろーはその場所へ向かうが
そこには


さなえの変わり果てた姿が・・・

 

さなええええええ!!!

唯一の良心(だと思う)がああああ

 

「どうしたの―かんたろー君
そんなにおっきな声出してー」

悪びれる様子もなくわたしがやったと言ってくる・・・・

「怖かったでしょ?あたしはついに
かんたろー君を守ることができたよ?
あたし、えらい?」

ヒッッッ・・・!!!!

ストーカーといえどそれはマズイって!!!!!

 

しかしかんたろーの言葉などお構いなしのなぎさ
純度100%のヤンデレだああ

 

なぎさを拒絶するかんたろー
そこで記憶が戻り始める・・・・・
遅くねえですか!!!!!
結局さなえが彼女やったんかーい
てか一枚絵のかなぎさ怖っ!!!
ほぼ八尺様である

 

かんたろーの考えではなぎさは嘘を
ついているようにも見えなかったらしい
「なぎさは自分の都合のいいように記憶を捏造しているのか」

ええ!! そうなのォ!

なぎさはかんたろーがさなえにストーキングされて仕方なく
付き合っていると解釈したそうです。
クラナドだと思っていたらまさかのスクールデイズ的展開に。

実際はさなえを襲おうとして咄嗟にかんたろーが
飛び出してきた為にうっかりかんたろーを刺してしまい。
今世のかんたろーは瀕死になったようです。


しかしこの期に及んでまだ彼女だと言い張るなぎさ。
状況に絶望したなぎさは自ら命を絶とうとする。
なぎさを止めるかんたろー。
なぎさは最後のお願いにハグを要求してきますが。


嫌な予感がする。
しかも断れない・・・・。

なぎさのやさしいぬくもりと
・・・・違和感
僕のお腹には包丁が刺さっていた。

 

ですよね。そうだと思いました。

 

なぎさは二人で天国行き神様になるとのこと。
そして争いのない世界を作るそうです。

 

意識が遠のくかんたろーだが、こんな時に顔を見たいのは
さなえではなくなぎさだった。
さなえさんまじで可愛そう・・・・

そうして暗闇と静寂の中またサイレンの音が
きこえるのであった。

 

TRUE END「闇」

 

なぎさの別ルートを狙います。
なぎさを突き放す選択肢を選ぶと
ルートが分岐しました。


「そうだよね
あたしもちょーどそうおもってたとこ・・・・
ごめんね・・いろいろと
もう・・・あたし、何も・・・
生きてる必要なくなった、かもー」

 

そういうと
彼女はいつかの様に
短い謝礼の言葉を述べた・・・・

そして

包丁を自分に向け。
何度も、何度も突き刺した。

その光景をかんたろーは
その場に崩れ落ちただ震えながら眺めることしか
出来なかったのである。

かんたろーは記憶を失う前も
自分は失った後も意気地なしだと気づいた。

しかし永遠の地獄に閉じ込められ続けるかんたろーに
救いは無いのであった。

 

「君は僕のことが好きなんだ」

 

「僕も、君が好きかもしれない」

 

 

 

なぎさは、笑っていた。

BED END「なぎさの笑顔」

 

悲惨な最後だけど
このエンド一番好きかもしれない。

 

そこで私は思い出しました。
なぎさがTUREENDで「神様になる」と言っていたことを。
かんたろーの永遠に続く地獄の人生からの抜け道は、
多分このBADENDしかない

なぜかんたろーがリレイズ状態なのか。
なぜかんたろーが何度も不運な最後を遂げるのか。


もしかしてだけど
かんたろーに振り向いてもらうために神様になった(TRUE END)
なぎさが執念(ループ)で思いを成就する(BAD END)までの
ゲームだったりする?

 

~みっくすおれ 感想~


全ルート悲惨な最後を迎える本作だったけど
このゲームは、なぎさルートに本質が凝縮されて
いるような気がします。
さすがにタイトル画面にいるだけあってこのゲームの
根幹を担っているキャラクターだったんじゃないかな。
究極に歪んだ愛を見せつけられました。

 

どのキャラクターも魅力にあふれておりその分
最終日にどん底に叩きつけられ、心を粉々にしながらも
このゲームでしか得られない感情がありました。

短いながらも無駄のない作り。
たとえ絶望的な結末を迎えることが分かっていたとしても、
またCHARON様のゲームを遊んでみたいと思いました。


以上!!